このブログでは、英語らしい表現ができるようになるコツをお伝えしていますが、今回は、会話で知っておかななければいけない動詞表現についてです。
みなさんは、”句動詞” (phrasal verb)”って聞いたことがありますか?
句動詞とは、「動詞+前置詞 」または「動詞 + 副詞」 の組み合わせで、1つの動詞の意味を表す単語 のことです。
英語ネイティブは会話の中で句動詞を多用するので、これを知ることで、リスニングとスピーキングの能力を上げることができます!
学校の授業ではあまり上げられず、理解が抜けている方もいらっしゃる方もいると思いますので、読んでしっかり理解をしてくださいね!
句動詞(phrasal verb)を意識して学ぶことで、自然な英会話に近づくことができます!
句動詞とは?
句動詞の定義
句動詞(phrasal verb) は、「動詞」+「小さな言葉(副詞や前置詞)」で作られていて、2つのパーツで1つの動詞の意味を持ちます。
句動詞の基本構造
・動詞(すること)+副詞や前置詞 (方向や場所を表す言葉) 例:
・「look」(見る) +「up」(上に) → look up (調べる)
・「take」(取る) +「off」(離れる) → take off (離陸する、服を脱ぐ)
このように、動詞ともう一つのパーツを組み合わせることにより1つの動詞になります。
句動詞が、2つのパーツで成り立っているのに対し、動詞1つで表される場合もあります。
下記のような例があります。
・take off → depart (離陸する)
・put off → extinguish (火を消す)
句動詞を学ぶメリット
英会話におけるリスニングとスピーキング能力の強化
英会話に必要な能力は、リスニングとスピーキングですが、(リスニングは相手の話を理解するため、スピーキングは、自分の伝えたいことを話すため。)日常会話において頻出の句動詞を勉強することで、リスニングとリーディングをレベルアップできます。
自然な英語表現の習得
日常会話で、動作を動詞1つで表現すると、固い表現になってしまうことが多いです。その点、句動詞を勉強することで、カジュアル、自然な英語表現をみにつけることができます。
英語話者のコミュニケーションの改善
学校や大学受験での英語は、どちらかといういとフォーマルな英語を習うため、逆に英会話出てくる口語表現が分からないということがあります。句動詞(phrasal verb)に習熟することで、コミュニケーションの能力が改善します。
一般動詞と句動詞を使い分けの注意
フォーマル・インフォーマルの違い
物事を表すのに、句動詞と一般動詞では、同じ意味であっても、入れ替えるとコンテクストにそぐわない表現になってしまうので、注意が必要です。
上記でも出てきた、「ろうそくの火を消して」と言う場合、Put off the light. という表現が会話では適当なところ、put off という句動詞を知らなかったため、extinguishという一般動詞を使用したとすると、ただの日常会話なのに、仰々しい表現になってしまい、文脈にそぐわないことになってしまいます。
一方で、英語のライティングでは、句動詞は口語表現となるので、句動詞はなるべく用いず、1つの動詞を用いるようにします。
句動詞の勉強方法
1.リストを作成する
よく使われる句動詞のリストを作成し、日常生活の中で積極的に使うことを心掛けます。
役に立つリスト集
・https://www.lingoda.com/blog/en/top-50-phrasal-verbs-in-english/
・https://www.grammarly.com/blog/parts-of-speech/common-phrasal-verbs/
2. 例文を読む・作る
句動詞を使った例文を読むことで、使い方を理解し、自分でも例文を作成することで、実践的な学習ができます。
3.リスニングやスピーキングの練習
映画やポッドキャストなど、英語のコンテンツを活用して、句動詞の使い方に耳を傾け、自分でも使えるように練習します。
4.英会話の場で実践する
英会話のレッスンや会話の場で、実際に句動詞を使ってみることで、自然に使えるようになります。
5.フィードバックを受ける
先生や友人に自分の使った句動詞に対してフィードバックをもらうことで、より正確な使い方を学ぶことができます。
まとめ
句動詞について理解して使えるようになることで、会話力、リスニング力が1レベルアップすると思います。
知らなかった人はぜひこの際に勉強をしてみてください。
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