「単語帳を調べて逐一英語にしているのに、なぜか英語らしい自然な文章にならない。」
「自分が勉強してきた英語とネイティブが使っている英語は何かが違う気がする。」
「大学受験の時、動詞の活用について勉強したけれど、それだけでは何かが足りないと感じる。」
このように思ったことはありませんか❓
それはあなたが、”あること”を習っていないだけだからかもしれません。

学校で習う英語と実生活の英語の違いを解説をするよ!
この記事を読めば、学校で習う英語と実生活で使う英語の違いが分かるようになること間違いなしです。
「コロケーション」とは?
自然な英語を話したり、書いたりするためのヒントの一つに、「コロケーション」があります。
ここでは、コロケーションのイメージを掴んでみましょう。
コロケーションとは
コロケーションとは、英語の単語同士の自然なつながりのことです。日本語訳では「連語」といいます。
一つ一つの英単語は、人のように相性の良い単語同士と相性の良くない単語同士があります。
ネイティブはただ一つ一つの単語を知っているだけでなく、膨大な単語の組み合わせのストックを持っており、
無意識のうちに相性の合う単語の組み合わせを選んで使っています。
そのため、英語を第二言語として学習する人は、意識をして単語同士のつながりを意識して覚えなければなりません。



コロケーションも「英語はまとまりで覚えると良い」と言われる理由の一つです。
日本語で例を理解をする
では、日本語を例にコロケーションを理解してみましょう。
例1 :
「お茶」の場合、「お茶を淹れる」「お茶を出す」「お茶を注ぐ」「渋いお茶」など、「お茶」という言葉と一緒に「入れる」「出す」「つぐ」「濃い」 という言葉を使います。


例2:
「傘」の場合、「傘をさす」「傘を持つ」「雨傘」など「傘」と一緒に「さす」「たたむ」「雨」という単語を使います。


このように日本語でも、「お茶」や「傘」という単語は、日常で単体で使われるだけでなく、相性の良い単語と使われていることに気がつくと思います。
また、上の例からも分かる通り、英単語は単語の前につける「名詞」や「形容詞」単語の後につける「動詞」など様々な単語同士のバリエーションがあります。
コロケーションを学ぶメリット
コロケーションを知っておくメリットは沢山あります。以下がその例です。
①語彙習得が加速する
コロケーションの概念を知っているだけで、英語の文章を読んだり、聞いたりする度に語彙のストックがされるので、実践で使用できる語彙の習得が加速し、表現の幅が広がります。
②表現の幅が広がる
単語の組み合わせに関して、知識を蓄えることで、表現の幅が広がります。
③自然で適切な単語が自分選べるようになる
コロケーション辞典を自身で引くなど、適切な単語の組み合わせを導き出すことができます。
例えば、payment (支払い)という単語を使いたいけれど、合わせる動詞が見つからない場合、make という動詞を使って、(make payment)とすれば良いことが分かるようになります。
コロケーションの種類
では、改めて英語にどのようなコロケーションの例があるかをみてみましょう。
名詞「shower (シャワー)」の場合
例えば、名詞「shower(シャワー)」の場合、色々な
形容詞を前におく (形容詞+shower) :
cold shower(冷たいシャワー)、hot shower(熱いシャワー)、quick shower (早いシャワー)、en suite shower (シャワー付きの部屋:海外の安い部屋ではシャワーが共用の場合があります)
動詞と一緒に使用をする場合 (動詞+shower):
have a shower, take a shower (シャワーを浴びる)という表現があります。
名詞と組み合わせ(shower +名詞) :
shower curtain (シャワーカーテン), shower room(シャワールーム), shower head (シャワーヘッド) , shower gel (シャワージェル)
動詞「mistake (間違い)」の場合
では、次に動詞「mistake (間違い)」の場合をみてみましょう。
形容詞と一緒に使う場合(形容詞+mistake):
big mistake, serious mistake(深刻な間違い), fatal mistake(致命的な間違い) , common mistake (よくある間違い), deliberate mistake (わざと間違い), past mistake, spelling mistake (スペルミス)
動詞と一緒に使う場合 (動詞+mistake) :
make mistakes, repeat mistakes, learn from mistakes, realize mistake, acknowledge mistakes, correct mistakes.
動詞をmistakeと一緒に使う場合(mistake+動詞):
mistakes happen, mistakes occur. があります。
単語の組み合わせの種類
次に単語の組み合わせについて解説をしていきます。上記でみた通り、「名詞+名詞」「形容詞+名詞」「動詞+名詞」など単語の品詞の組み合わせには様々なパターンがあります。
以下に例をあげてたので、確認をしてみてください。
①名詞+名詞 | action movie (アクション映画), discount rate (割引率) |
②形容詞+名詞 | medical history (既往歴), little brother (弟) |
③動詞+名詞 | take medicine (薬を飲む), catch a cold (風邪をひく) |
④名詞+動詞 | birds sing (鳥がなく), The sun rises (太陽が昇る) |
⑤動詞+副詞 | drive safely (安全に運転する), fall sharply (急落する) |
⑥副詞+形容詞 | highly recommended (特におすすめ), totally different (全く違う) |
⑦形容詞+形容詞 | safe and sound (無事である), quick and easy (素早くて簡単) |
⑧形容詞+動詞 | badly damaged (深刻な損害), strongly suggest (強く勧める) |



以下の表は覚える必要はなく、なんとなくこんな組み合わせがあるのだなと思って貰えれば大丈夫です。
コロケーションの学習方法
では、上記のコロケーションの例を見てきて上で、実際に今後コロケーション勉強を勉強する方法が気になる方も多いと思いますので、解説します。
英語を読む、聞く時に普段からコロケーションを意識をする
まず一つ目に大切なことは、普段から英語を読む際にコロケーションを意識をするということです。
ドラマやYouTube、ポッドキャストなど、なるべく自然に使われている英語があれば、コロケーションを自分でピックアップしてみましょう。



もし、普段から英語にあまり触れていない場合は、触れるようにしましょう!
普段色々な英語に触れる際に、コロケーションの概念を知る前は、単語同士のつながりを見逃してしまっていたかもしれませんが、今後は、コロケーションに気がついたら、自分のボキャブラリーの中に取り込むことができます。



ピックアップした単語は、単語帳に書き留めるのも良し、意識するだけでも変化はあります!
自分で文を作ってみる
コロケーション辞典を使ってみる一番の機会としては、自分でコロケーションを意識して文を作成してみる、話す時に使ってみるという使ってみることがあります。
自分で文章を作成することで、名詞をどの動詞と使おうか、どんな形容詞が一緒に使えるかと調べて、実際に使う機会になるので、定着にも役立ちます。
組み合わせる単語に困ったら、オンラインでOxford dictionary 辞書(無料)をひいてみましょう。


上部の検索箇所に単語を入力すると、その単語と一緒に使われる単語やその例文が表示されます。一緒に使う単語が思いつかない場合は、ぜひ利用してみましょう。
現在では、Chat GPTに聞くのも効果的です。
まとめ
以上、学校で習った英語から、自然な英語に近づくためのヒントの一つ、「コロケーション」について解説をしました。
今まで、あまり意識をする機会がなかったという方は、今後是非、英語に触れる際に意識をしてみてください。
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