英語の4技能(R, L, W, S) を鍛える際の考え方について記事を書きましたが、
その中で、ライティングに関しては、自身で推敲して文章を作成することで、
英語力が鍛えられていくということを書きました。
英語を書くというと、一番に思いつく記を書くということの他に、もう一つあげたいのが、
X(旧Twitter) やインスタグラムに投稿するということです。
SNSで”書く”英語を発信することで、英語における自分の人格を発見することができます。
日本語でもその人ならではの文体がありますが、
英語で発信をすることで、英語においても自分ならではの文体を発見することができます。
SNSでアウトプットをするメリット
1. 自分の英語のスタイルが分かる
一つめは、自分らしい英語のスタイルが形成されていくということです。
日本語でも、プライベートでもオフィシャルで日本語を使うことで、自分らしい日本語というものが
形成されていくと思いますが、英語でも発信をしていくことで、
英語に自分らしさや、”英語の人格” というものができていきます。
2. 気軽にできる
SNSは、無料でアカウントをつくり、始められるという経済面でのハードルが低く、
さらに、気持ちの面でも、気軽に書き込むことができます。
SNSでの発信のトーンに関しては、仕事上のフォーマルさとプライベートの親密さの間という所でしょうか。
公の目に触れるという点で少し緊張感がありながらも、気軽に始められるという点は、
SNSで英語を書く、発信する良い点です。
3.特に英語圏では自分自身の意見が価値になる
次は、特に英語圏では、そして近年日本でもそうだと思いますが、個人の意見というものが、
とても重要視されます。極端な話、自分の意見を持たないと、個人として尊重されにくいというような
風潮もあります。
SNS上で発信をすることで、自分の意見を持つという訓練にもなります。(もちろん内容にもよりますが)
自分の意見の作り方については、SNSでの発信を長年つづけられている、ちきりんさんの著書がとても参考になると思います。(ちきりさんの著作は、他作もお世話になっています。)
4.文体が口語にちかいので、スピーキングの土台になる
以前の投稿で、英語の4技能の学習についての記事で、スピーキング力をあげる土台として、ライティングが役に立つ
ということに触れました。
SNSでのライティングでもライティングになり、自分の文章を推敲したり、新しい表現を学ぶきっかけとなるので、
スピーキング力の向上の土台にもなります。
具体的なやり方
投稿する内容を考える
まずは、投稿の内容を考えます。まずは、今自分が知っている英単語や英文法の中で、
何か表現できないかを考えてみます。いきなり英語で書けない場合は、日本語で書いてみましょう。
内容は、気軽なもので大丈夫です。作り込むというよりも、タイムリーな内容がよいでしょう。
最初だったら、「これから、Xで発信をしていきます!など意気込み」という
意気込みなどで良いでしょう。
動詞に注意をして書く
英語の構造において、一番というくらい大切なのは、動詞です。
自分が何の動詞を入れて文を作っているかを意識してみましょう。
Chat GPTに入れてみる
英文ができあがったら、Chat GPTに入れてみましょう。日本語で文を作成した場合であれば、
Chat GPTで翻訳を頼んでみましょう。
その際にプロンプトには、「以下の文章をXの投稿でします。かたくらなずに、親しみやすく自然な英文にしてください。」などと、状況やどういう感じの英文にしたいか、ということを入れてみてください。
Chat GPTがその場面を想定した文章にトーンをカスタマイズしてくれます。
自分の英語に落とし込む作業
Chat GPTにリクエストをして英語が出力された後は、その英語が自分らしい英文になるように修正していきます。
まずは、Chat GPT にリクエストをしていきます。例えば、「もっと親しみやすく」「何文字以内で」「シンプルな表現で」などリクエストをすることで、英文を変更することができます。
Chat GPTから出力された文では、自分の語彙文法の引き出しにはない表現も含まれていると思います。
もちろん、その表現を学習して、使ってみるのも良いと思いますが、
その表現は自分には背伸びしていすぎるな、と思うのであれば、そのまま採用しなくてもちろん大丈夫です。
SNS の発信 で “正しい”英語を使う姿勢も大切ですが、SNSでは“その人らしさ”、“その人らしい英語”
も合わせてアカウントの個性になります。
自分らしい英語の発信方法をやりながら模索していってみてください。
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